[Android] Android Studioプロジェクトの構成を確認する

以前のレッスンで、プロジェクトを作成した際に自動生成されたファイルがあります。このレッスンでは、その中から主要な重要なファイルやフォルダについてその役割を説明します。
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目次
- 1. AndroidビューとProjectビュー
- 2. アプリ起動時に呼ばれるMainActivity
- 3. レイアウトを定義するactivity_main
- 4. 画像リソースを格納するdrawableフォルダ
- 5. アプリ全体を管理するAndroidManifest.xml
- 6. プロジェクトのビルド設定をするbuild.gradle
前提条件
動作確認端末
1. AndroidビューとProjectビュー

プロジェクト作成した後のAndroid Projectの画面を表示すると左側にプロジェクトのフォルダやファイル一覧が表示されています。これはAndroidビューと呼ばれる、同じ種類のリソースをまとめて表示したものです。しかし、このAndroidビューは実際のフォルダ構成とは異なります。

左上部分のプルダウンをクリックし、「Project」を選択します。

すると実際と同じフォルダ構成になっている一覧が表示されます。これはProjectビューと呼びます。このサイトでは、基本的にProjectビューで説明をしていきます。
2. アプリ起動時に呼ばれるMainActivity

「app」フォルダにはアプリを構成するソースコードやリソースが含まれています。「src」フォルダの「main」フォルダの中に「java」フォルダがあります。ここにAndroidアプリの処理を記述したソースコードを格納します。
「java」フォルダの中にあるMainActivity
がAndroidアプリを起動した時に、実際に呼ばれるJavaコードです。このファイルはアプリ開発の説明をする上では欠かせないものです。覚えておきましょう。
3. レイアウトを定義するactivity_main

「layout」フォルダは、アプリのレイアウトを定義するXMLファイルを格納する場所です。作成したプロジェクトを見てみるとactivity_main.xml
というXMLファイルがあります。このファイルの中に、「Hello world!」という文字を画面に表示するというレイアウト定義がされています。
4. 画像リソースを格納するdrawableフォルダ

「drawable」という名前のついているフォルダは、アプリが使う画像ファイルを格納するフォルダになります。フォルダ名の末尾についている「-hdpi」や「-mdpi」などはアプリが動作する端末の画面解像度に対応させるためのものです。
Android搭載する端末の画面の解像度は様々です。そのため、それぞれの画像解像度にあった画像でアプリは表示する必要があります。
そこで解像度の異なる同一画像を複数用意しておき、端末に対応する解像度によってAndroidが自動的に読み込むフォルダと画像を変更しています。
5. アプリ全体を管理するAndroidManifest.xml

「src」フォルダの直下にAndroidManifest.xml
というファイルがあります。このファイルは、アプリの名前、アイコン、動作するAndroidのバージョン、アプリ起動時に実行するActivity(画面)、アプリが利用する機能(例えば、インターネットやカメラ等)といったアプリの様々な項目を設定することができるファイルです。
6. プロジェクトのビルド設定をするbuild.gradle

「src」フォルダの直下にbuild.gradle
というファイルがあります。Android Studioは、プロジェクトに含まれているコードのコンパイルとビルドをGradleというビルドツールを利用します。このファイルはGradleのビルド設定が記述されています。以上がプロジェクトの主な構成要素の説明になります。
次回のレッスンでは、これらのファイルを変更し簡単な画面を作成します。