[Android] Android Studioでサポートライブラリを導入する

Androidは、アプリ開発する上で便利な機能を内包したサポートライブラリを提供しています。ここでは、Android Studioでサポートライブラリを導入し、利用するための手順を説明します。
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目次
前提条件
動作確認端末
1. サポートライブラリ用リポジトリを追加する
Android Studioでサポートライブラリを利用するためには、サポートライブラリ用のリポジトリを追加する必要があります。リポジトリの追加は、Android SDK Managerから行います。

Android Studioから「SDK Manager」ボタンをクリックし、SDK Managerを起動します。

下の方にスクロールするとExtraフォルダがあります。その中から「Android Support Repository」にチェックを付け、「Install packages」ボタンをクリックします。

「Accept License」を選択し「Install」ボタンをクリックします。ダイアログが閉じてダウンロードが始まり、しばらくすると完了します。
2. プロジェクトにサポートライブラリを追加する
サポートライブラリを現在のプロジェクトに追加する手順を説明します。

Android StudioのメニューからFile > Project Structureを選択します。

左メニューのappを選択し、Dependenciesタブを選択します。画面下の+(追加)ボタンをクリックし「1 Library dependency」を選択します。

追加できるライブラリの一覧がリスト表示で表示されるので、必要なライブラリを選択し「OK」ボタンをクリックします(今回はcom.android.support:appcompat-v7:21.0.3
を選択します)。Scopeがcompileになっていることを確認できたら「OK」ボタンをクリックします。ダイアログが閉じるとライブラリがインポートされビルドが実行されます。
appフォルダ直下にあるbuild.gradle
ファイルを開くとdependencies要素配下に、サポートライブラリ識別子を追加されていることが確認できます。
dependencies { ... compile 'com.android.support:appcompat-v7:21.0.3' }
build.gradle
ファイルを直接編集し、ビルドを実行することでサポートライブラリを追加することもできます。
3. minSdkVersionを変更する
サポートライブラリを追加することにより、アプリが動作保証する下位のAndroid バージョンが増えることがあるかと思います。その場合は、必要に応じてminSdkVersion
を変更します。

Android StudioのメニューからFile > Project Structureを選択します。

左メニューのappから、Flavorsタブを選択しMin Sdk Version
の項目を変更します。appフォルダ直下にあるbuild.gradle
ファイルを開くとdefaultConfig要素配下のminSdkVersionの値が変更されていることが確認できます。
build.gradle
ファイルを直接編集し、ビルドを実行することで変更することも可能です。
Android Studioでサポートライブラリを利用する手順は以上です。