[Android] WebView:WebViewでWebページを表示する

Webページを表示させるためにはWebViewクラスか<WebView>
タグを使います。ここではWebページを表示する方法について説明します。
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目次
前提条件
動作確認端末
- Google Nexus 5 – 5.0.0 – API21(エミュレータ)
1. WebViewの概要
Webページを表示させるためにはWebViewクラスか<WebView>
タグを使います。WebViewクラスはViewクラスを継承したクラスです。WebViewにはChrome、Firefox、Operaなどのブラウザアプリが持つ、アドレスバー、ナビゲーションコントローラーなどの機能はなく、単純にWebページを表示させる機能のみを提供します。
アプリでWebViewを利用する用途は、利用規約、リリースノート、利用説明書、などのケースが考えられます。
2. WebViewをアプリに追加する
まずレイアウトXMLに下記のように<WebView>
タグを追加します。今回は画面全体にWebページを表示させます。
res/layout/activity_main.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <WebView xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android" android:id="@+id/webview" android:layout_width="match_parent" android:layout_height="match_parent" />
JavaコードでWebページを表示させるためにはWebViewクラスを使用します。読み込むURLを設定するためには、loadUrl()メソッドを使用します。loadUrl()メソッドには表示させたいWebページのURLをString型で渡します。
java/<packagename>/MainActivity.java
public class MainActivity extends Activity { private WebView mWebView; @Override protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) { super.onCreate(savedInstanceState); setContentView(R.layout.activity_main); mWebView = (WebView) findViewById(R.id.webview); mWebView.loadUrl("http://www.programing-style.com"); } … }
この状態でアプリを実行すると以下のようにエラーとなります。

これはアプリがインターネット通信することが許可されていないためです。この次の章ででは、アプリに対してインターネット通信の実行許可(権限)を与える方法について説明します。
3. アプリでインターネット通信を利用できるようにする
アプリにインターネット通信の実行許可を与えるためには、AndroidManifest.xml
を編集する必要があります。AndroidManifest.xml
に以下のように1行追加します。
AndroidManifest.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <manifest …> … <uses-permission android:name="android.permission.INTERNET" /> … </manifest>
以上で完了です。
4. アプリを実行してWebページが表示されることを確認する
アプリを実行すると以下のようにloadUrl()メソッドに渡したURLのWebページが表示されます。

WebViewでWebページを表示する手順は以上です。
5. 参考
Building Web Apps in WebView | Android Developers
http://developer.android.com/intl/ja/guide/webapps/webview.html#AddingWebView