[Android] Nexus Playerでアプリを実行する

Nexus PlayerはSTB(セットトップボックス)と呼ばれる端末で、HDMIケーブルでテレビと接続することで、テレビでAndroidを動作させることができます。このレッスンでは、Nexus Playerにデバッグ接続し、アプリを実行する手順を説明します。
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目次
前提条件
動作確認端末
- Nexus Player
1. Nexus Playerとデバッグ接続する

Nexus Playerを起動するとホームスクリーンが表示されます。最下段のメニューから「設定」を選択します。

設定画面が表示されたら端末カテゴリー最右端の「端末情報」を選択します。

端末情報画面で「ビルド」にフォーカスが当たった状態で、リモコンの決定キーを連続で7回押下すると、画面に「これでデベロッパーになりました!」のトーストが表示されます。

設定画面に戻ると設定カテゴリー最右端に「開発者向けオプション」が表示されているので選択します。

開発者向けオプション画面で「デバッグ」を選択します。

デバッグ画面で「USBデバッグ」を選択し、USBデバッグをONにします。

Android Studioの画面からNexus Playerが認識できていることが確認できます。
以上でNexus Playerにデバッグ接続させることができました。
2. Nexus Playerでアプリを実行する

Nexus Playerにデバッグ接続させた状態でAndroid Studioから「アプリ実行」ボタンをクリックします。

アプリを実行する端末を選択するダイアログが表示されます。実行する端末(Nexus Player)を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

Nexus Player上でアプリが実行されたら成功です。

しかし、この状態ですとホームスクリーンに実行したアプリが表示されていません。インストールしたアプリは設定画面の端末カテゴリー「アプリ」を選択した先の画面のみで表示されています。これは、実行したアプリがテレビアプリとして認識されていないからです。
テレビアプリとして認識させるための方法については、今後のレッスンの中で説明します。
次回のレッスンでは、テレビアプリの開発手順について説明します。