[Git] Gitをインストールする

Git(ギット)とは、ソースコードなどの変更履歴を記録するための分散型バージョン管理システムです。ここでは、Gitをインストールする手順について説明します。
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目次
前提条件
- なし
動作確認端末
- Windows 8.1
- Mac OS Yosemite
1. Windows版をインストールする
ここで説明する手順は、Windows8.1で動作確認しています。
まずはGitのインストーラーをダウンロードするため、Gitサイトにアクセスします。

「Downloads for Windows」ボタンをクリックし、exe形式のインストーラーファイルをダウンロードします。
ダウンロード完了後、ファイルをダブルクリックし、インストーラーを起動させます。

セットアップ開始画面です。「Next」ボタンをクリックします。

ライセンス規約画面です。ライセンス同意後に「Next」ボタンをクリックします。

インストール場所を選択する画面です。デフォルトのままで問題ありません。「Next」ボタンをクリックします。

コンポーネントを選択する画面です。ここでは「Advanced context menu(git-cheetah plugin)」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。

スタートメニューに作成するフォルダ名を入力する画面です。特にこだわりがなければ、デフォルトのままで問題ありません。「Next」ボタンをクリックします。

Gitの環境パスを設定する画面です。それぞれ、次のような意味を持ちます。
- Use Git from Git Bash only(おすすめ)
- GitをGitで提供しているシェル上だけで利用する、デフォルトの設定。他の環境に影響を与えないため、基本的にはこちらを選択します。
- Use Git from Windows Command Prompt
- Windows標準のコマンドプロンプトからGitを利用できるようにする。
- Use Git and optional Unix tools from the Windows Command Prompt
- Windows標準のコマンドプロンプトでGitを利用できるが、findやsortなどの他のツールも利用できるようにする。Windows標準のツールがGit付属のツールに置き換わって実行されるので注意が必要。
ここでは、特にこだわりがない場合、「Use Git from Git Bash only」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。

改行コード変換の設定画面です。OSにより改行コードが異なりますが、Gitには改行コードを自動的に変換するオプションが提供されています。
[Checkout Windows-style,commit Unix-style line endings]を選択し、ソースコードをチェックアウトした時に、Windowsの改行コード(CR+LF)に変換し、コミットするときに、Unixの改行コード(LF)に変換するように設定します。
これで、異なるOSでテキストファイルを編集する場合でも、うまく編集できるようになります。ただし、改行コードの自動変換を行うため、この変換がトラブルになるケースもあります。その場合、[Checkout as-is, commit as-is]を選択し、改行コードを変換しないようにしてください。
「Next」ボタンをクリックし、インストールを開始します。
git config –global core.autocrlf false
すると
C:\Users\hoge\.gitconfig
に設定が追記されます。

インストール中です。

しばらくするとインストールが完了します。リリースノートが見たい場合、チェックボックスにチェックを付けます。「Finish」ボタンをクリックし、インストーラーを終了させます。
インストールしたGit Bashを起動し、ls
コマンドを使ってフォルダ一覧を表示させると気付くかもしれませんが、日本語のファイル名が正しく表示されていません。
日本語ファイル名を正しく表示させるためには、以下のように設定を追記します。
64bit版Windowsの場合のパス(C:\Program Files (x86)\Git\etc\profile)
Alias ls=’/bin/ls –show-control-chars’
Git Bashを再起動すると設定が反映されます。もしls
コマンドを実行して、まだ日本語が文字化けをしている場合は、Git Bashのウィンドウ上部のタイトルバーを右クリックしてプロパティを選択し、フォントサイズを変更すると正しく表示されるようになります。
以上がWindows版のインストール手順になります。
2. Mac版をインストールする
Mac OS Yosemite(Mac OS X 10.10)では、ターミナルを起動し、
git
と入力しreturnキーを押すと、コマンドライン・デベロッパー・ツールのインストールを促す画面が表示されます。

デベロッパーツールをインストールすると、Gitコマンドが使用できるようになります。
統合開発環境のXCodeをインストールしてもGitが使えるようになるので、XCodeを利用する場合は、XCodeをインストールするだけで問題ありません。
ちなみに現時点(2015/06/03)でインストールされるGitはバージョン2.3.2です。最新版を利用する場合は、Gitのサイトからパッケージをダンロードしてインストールすることができます。
「インストール」ボタンをクリックします。

使用許諾規約画面です。使用許諾規約に同意後「同意する」ボタンをクリックします。

しばらくするとインストールが完了します。これでgit
も同時にインストールされています。
以上がMac版のインストール手順です。
3. Linux版をインストールする
Linuxでは、ディストリビューションのパッケージ管理システムに用意されているGitをインストールするだけで問題ありません。
Red Hat, CentOS, Fedora
yum install –y git
Ubuntu, Debian
apt-get update apt-get install git