[Ruby] WEBrick:1分でHTTPサーバを構築する

RubyにはWEBrick
というHTTPサーバが標準でついてきます。Rubyのコードを数行書いて実行するだけサーバを起動することができます。ここではRubyを使ってWEBrick
を起動する手順を説明します。
広 告
目次
前提条件
- Windowsユーザなら「Rubyをインストールする」が実施済であること
動作確認環境
- Mac OS X EI Capitan
1. RubyでHTTPサーバを起動するためのコードを書く
ここではWEBrick
を起動するためのコードを書いていきます。
以下がWEBrick
を起動するためのコードです。
webrick.rb
require 'webrick' Thread.start{ WEBrick::HTTPServer.new( DocumentRoot:".", Port:7777, BindAddress:"127.0.0.1" ).start } gets
上記のコードは、webrick.rb
が保存されているディレクトリをポート番号7777
でローカル環境向けに公開するコードになります。
WEBrick用にスレッドを作成し、WEBrick
を起動しています。メインスレッドではコマンドの入力待ち(標準入力待ち)になるようにgets
を記述しています。
2.HTTPサーバを起動する
先ほど作成したwebrick.rb
をターミナルなどを使って実行するだけです。
実行例を以下に示します。
webrick.rbの実行例
$ ruby webrick.rb [2016-xx-xx xx:xx:xx] INFO WEBrick 1.3.1 [2016-xx-xx xx:xx:xx] INFO ruby 2.0.0 (2015-04-13) [universal.x86_64-darwin15] [2016-xx-xx xx:xx:xx] INFO WEBrick::HTTPServer#start: pid=31265 port=7777
webrick.rb
と同じフォルダにindex.html
を保存し、ブラウザでhttp://localhost:7777/index.html
にアクセスするとindex.html
が表示されるかと思います。
ターミナルでEnterキーを押せばサーバは停止します。
webrick.rbの実行例
[2016-xx-xx xx:xx:xx] INFO going to shutdown ... [2016-xx-xx xx:xx:xx] INFO WEBrick::HTTPServer#start done.
3. 参考URL
class WEBrick::HTTPServer (Ruby 2.2.0)
http://docs.ruby-lang.org/ja/2.2.0/class/WEBrick=3a=3aHTTPServer.htm