[Windows] テキストボックスを追加する

ここではフォームにテキストボックスを追加し、更にウィンドウのサイズ変更に対応させます。
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目次
前提条件
- 「「終了」メニューを作成する」が実施済であること
動作確認環境
- Windows10 64bit
- Visual Studio Express 2015 for Windows Desktop
1. テキストボックスを追加する
ここではフォームにテキストボックスを追加します。
まずはデザイン画面を表示します。

「ツールボックス」から「コモンコントロール」→「TextBox」コントロールを選択し、フォーム上にドラッグ&ドロップします。

「Name」プロパティの値を「textBox」に変更します。
以上が、フォームにテキストボックスを追加する手順になります。
2. テキストボックスをリサイズに対応する
「TextBox」コントロールは、デフォルトで1行しか入力できないようになっています。ここでは、テキストボックスをフォーム全体に表示し、ウィンドウのサイズに対しても自動リサイズする方法について説明します。
まずはコードエディタ画面を表示します。

リサイズ対応させるためには、Form1_Load()
メソッド内に以下のコードを記述します。
テキストボックスをリサイズ対応させるプロパティを設定するコード
textBox.Multiline = true; textBox.ScrollBars = ScrollBars.Vertical; textBox.Dock = DockStyle.Fill;
上記コードについて、1行ずつ見ていきます。
複数行入力を有効化
textBox.Multiline = true;
「Multiline」プロパティにtrue
を設定しています。これでテキストボックスが1行しか入力できなかったのが、複数行入力できるようになります。
垂直方向スクロールバー表示を有効化
textBox.ScrollBars = ScrollBars.Vertical;
「ScrollBars」プロパティにScrollBars.Vertical
を設定しています。これで垂直方向へのスクロールバーが表示されるようになります。
フォーム全体に表示
textBox.Dock = DockStyle.Fill;
「Dock」プロパティにDockStyle.Fill
を設定しています。これでテキストボックスの大きさがフォーム全体になります。
これらのコードは、「プロパティ」から各プロパティを設定することでも実現します。
設定するプロパティは以下の図を参考にしてください。

以上が、テキストボックスをリサイズに対応させる方法についての説明です。
3. プログラムを実行して結果を確認する
これまでの手順の実行結果は以下の通りです。

ウィンドウのサイズを変更してもテキストボックスはウィンドウ全体にサイズ変更され表示されることが確認できます。
次回は「「ファイル」メニューを作成する」です。